10月の美瑛


■ 2000 Oct. 上旬
北海道で10月のキャンプ場といえば、日が沈むと5度前後まで冷えるので、街中のしかも家の中で過ごしている時と比べれば、「何でそんな寒い思いしていくの?」というぐらい寒い。
体が慣れていないのと、日が沈むのがはやく寒い思いをするは事実だ。
逆にキャンプ場には好きな人しかいないキャンプシーズンでもある。
とは行っても、やはり寒く道内は大体上旬で閉鎖されるキャンプ場がほとんどだ。

この時期今までは近くの安心できるキャンプ場が主だが、今年は例年より暖かいのと、「秋の美瑛」を是非見たかったので、本年最後はどーんと美瑛自然の村にする事にした。
美瑛は95年「初のロングラン」と96年「観光美瑛」、97年「未だ見ぬ美瑛」
と3年連続行ってる。
何れも夏休みのメーンイベントだ。その後の夏休みは98年初山別、去年は道東となり、なかなか行けないお気に入りのキャンプ場となっていた。
10月の三連休で予報は快晴で出発!

国道12号線を北上する。途中砂川から歌志内を通る道に入る。
道の駅「うたしないチロルの湯」で持参した弁当で紅葉を見ながら昼食とする。
天気もよく日中は暖かい。
車は38号線にはいり、富良野に入る手前のトンネルを出たすぐのとろろに新しいキャンプ場を発見!急いじゃいるが「事前調査」のため場内を見学する。
立派なオートキャンプ場だ。当然料金が高い。トンネルの出口で車の騒音が反響する。
トンネル工事の付帯施設の予算でキャンプ場作ったという工事業者の思惑が絡んだ施設?
ということで我が家には興味のないキャンプ場である。

富良野を過ぎいよいよ美瑛に入る。紅葉はもう後半戦。畑や田んぼには何もない。
途中「熊出没注意」の看板が目に入る。
キャンプ場はここよりさらに山奥。少々不安になる。
キャンプ場に到着。受付のいつもの管理人さんに妻が「熊は出ないですよね?」
と聞いていた。「出たことはないよ」と言ってくれるが気休めか。

駐車場横のサイト中央のサイト
場内はバンガローを除き先客は3,4張り程度だった。
いつも込んでいる炊事場横のメーンのサイトに初めて設営する事にした。
木々が高いのでもう日暮れだ。
設営後すぐにたき火を始める。
初日夕食は子供大好物のサンマの塩焼き。もちろん炭火でじっくり。
そういえば、これで焼いてからサンマが好物になったのかも知れない。
夕食を終え。たき火で体を温めて就寝。体の方も遠赤外線効果でじっくり芯?まで暖まった。
美瑛駅のSL踏切のSL
予報通りこの時期としてはそれほど寒くなく、寝袋+毛布で快適の朝を迎えることが出来た。
天候は晴れ。中日と言うことで、秋の美瑛を満喫することに出発。
まず美瑛駅に向かい記念撮影。隣の観光案内所で観光パンフを調達。これがよくできた
貴重な資料だ。しばらく案内所で時間を過ごす。実はこの時期、美瑛駅からSLの観光列車が出るのだ。親たちは久しぶり、子供達は初めての体験。SLの汽笛が聞こえ、すぐさま駅に向かう。
駅に停車しているSLはその存在感に威厳すら感じる。久しぶりの迫力に心臓が高鳴る。
やがてSLは定刻通り美瑛駅を発車した。

美瑛駅を後にして車は畑作地帯をのんびり走る。途中にあるおしゃれな住宅があればデジカメに納める。
パンフによると今回の発見の新顔は「パヒィーの木」と「花曼荼羅」が有ったので一応寄ってみる。
後半は三愛の丘周辺の菜の花の様な辛子の花畑とひまわりの里で記念撮影して、白金温泉に向かう。
豆の傘名残ひまわり
公共温泉で体を温め、サイトに戻る。先にたき火をして体を冷やさないようにして、夕食のカレー&焼き肉をする。今夜もそれほど寒くないが、炊事場の水はとても冷たい。
大活躍だったたき火で美瑛の夜を満喫した。
たき火パヒィーの木