■2002 Mar. 毎朝見る新聞の三面に中湧別のチューリップ今週末までがみどころと載っていた。 カラーの鮮やかな写真を見てうーん一度は見てみたい! しかしここからは300キロ以上はかなりの覚悟がいる。 続いてテレビから東藻琴の芝桜公園は今が最盛期で連日たくさんの観光客が訪れていると放映。 中湧別と東藻琴の距離は100キロ弱、天気も良さそうだし。 いくっきゃない! と、いうことで金曜夜の出発となった。 高速に乗り、旭川北まで一気にゆく。 当麻の道の駅でトイレ休憩し、ドライバー交代ですぐさま発車。 子供たちは後ろの席の簡易ベットでぐっすり寝ている。 普段は起きている時間だが、夜で退屈な車の中では当然だ。 車は順調に走り、白滝村に向かう国道で高速道路無料の看板を発見したのでそちらに向かう、道路は快適で予想到着時間もおよそ30分は縮められた模様。 有料になってもかなりお得な区間かもしれない。 中湧別の道の駅に到着。今回はテント泊でなく、車中泊だ。 近くに興味のあるキャンプ場が無かったのも一つの原因だが、キャンプ用品を少なくでき、移動するには都合がいいのだ。 駐車場には同様のPキャン派の車がおよそ7,8台もいた。ずいぶんいるものだ。さすがに3月の時は少なかったが、観光地のすぐ近くと暖かくなったせいもあるのだろう。 ビール一本を飲んで早速と寝ることとした。 寝る前、外に出て星空を見ていると、とても大きな流れ星が見られた! 明日もいいことがありますように。 翌朝は快晴だ。お湯を沸かせてうどんを作る予定だったが、車内は日が入りずいぶん暖かいので、昨日のおにぎりと簡単なおかずですませることとした。チューリップ公園は午前8時から開園で、周りの車はもう出発している。駐車場も混みそうだ。 道の駅から3キロ走ると、その公園がある。早くも駐車場は混み合っている。 入園料を払って、園内に入る。写真より格段にいい。 色も鮮やかだし、広々とした空間は本当にすばらしい。 最初はひたすら、一眼レフと三脚を持って、 記念写真を撮りまくる。 昼近くまでゆっくりと見ることが出来た。 帰りに好きなチューリップを球根ごと一本100円で購入できるようなので、珍しいのを5本買うことにした。 このころになると、お客は相当な数になり、とてもにぎやかだ。 土産売り場では、チューリップにちなんだ、菓子類がたくさんあり、よくもこれだけこだわり、作ったモンだと感心してしまった。 公園を後にして、お昼の準備だ。今日のお昼は現地で海産物を調達し、海鮮バーベキューの予定。 が、近くの魚屋さんに入っても何もなかった。ほかに店は無いか聞いたところ、湧別の漁港の近くに生け簀を持ったお店が最近出来たことを教えてくれた。 場所はわかっていたので、早速いくことにした。ここから10分もかからないだろう。 店には大きな生け簀に毛ガニがいた。店内には海産物や土産物もたくさん置いてあった。 つぶ貝と養殖のホタテ、北海縞エビを購入した。 近くのキャンプ場でバーベキューにした。キャンパーは一組もなく、団体の花見客がバーベキューをしていた。 七輪に炭を起こして、早速、つぶとホタテを焼く。 うーん。久しぶりの味!やっぱり産地で食さないとこの気分は味わえない! ほどよくお腹は満たされ、隣のパークゴルフ場で体を動かすこととした。 スキー場の麓に6コース、57ホールあって無料なのは良かったが、休養というより疲れがでてきて、2コースを廻って終了とした。 さて、次は今夜の宿泊先だ。昨日止まったところでもう一泊し、翌日帰るか少し足をのばして、東藻琴の芝桜を見に行くかだ。 まだ、日が高いのと、この時期に東藻琴までそう簡単にいけないので、欲張って、いくことにした。今日は移動だけで、明日早めに見学して帰還の予定だ。 東藻琴まで100キロもなかったのだが、途中の峠が夜間、通行止めとなりやむなく遠回りをしてしまった。ついたのは8時ごろだ。 キャンプ場ではなく、酪乳館という、施設の駐車場だ。去年の道東二日目早朝移動して朝食をとるため止まった駐車場だ。目の前が緩やかに見下ろせるパークゴルフ場と、遠くに知床の山々が見渡せる印象のいい場所だ。 少し迷ったが、何とか見つけることが出来、ちょっと前のコンビニで買ったおにぎりで夕食とすることにした。 早朝、小鳥の声で目覚める。外に出てみる。霧雨の空模様だが、なんといっても気持ちがいい。「こんな時期に道東」にいるんだ!で満足だ。 近くを散歩して、リフレッシュだ。 朝食も簡単にすませた。酪乳館が9時開館なので、せっかくだから、見学することにした。 富良野のチーズ工場とほとんど同じかな。チーズはこちらの方がおいしいとおもう。 ナチュラルチーズを買って施設を後にした。 目的の、東藻琴公園に向かうこととする、ここから15分程度の距離だ。 早い時間にもかかわらず、広い駐車場の奥へと誘導された。 すごい観光客だ。景色もまたすばらしい。小高い山肌すべてが芝桜だ!目にまぶしい。 登ってみた。芝桜の花のにおいが周りをおおう。山頂までは300段ぐらいだろうか? 風が強く、空が黄砂で霞んでいるのが残念だ。 去年の夏来たときとはまるで雰囲気が違う。帰りの長行程もあるので、写真だけたくさん撮って 帰ることとした。 帰路は層雲峡を通って、何とか無事に帰ることが出来た。長旅と睡眠不足で疲れも残ったが、 その時期しか見られない、二カ所の景観と産地の海産物は格別であった。 |