4日目 天候は雨。 オホーツク方面の予報が若干良いようなので、いよいよ移動する事にする。 食事を済ませすぐに撤収の準備をする。 道具類は雨でぐっしょりだ。収納後もしたたり落ちる道具類はルーフボックスに入れて虹別を後にする。 ちょっぴり残念な道東だったけど、おいしい牡蠣、蟹、アイスが食べられたことは満足。 摩周のセルフスタンドでガソリン補給して、屈斜路湖経由でオホーツク方面に向かう。 屈斜路湖に近づくと青空が見えてきた。 久しぶりの青空!気分も晴れ晴れしてくる。 車の窓を開けて走る、外は蝉の大合唱、乾き始めた空気が心地よい。まさにドライブ! 実はこの時点で目的地は決まっていない。 候補地を見ながら気に入ったところを宿泊地にする予定だ。 その前に体をきれいさっぱりにしたい。移動中、温泉ガイド本で近くに、「清里緑の湯」があった。そこは公共温泉で湯量も豊富なところだ。 目的地につく頃には快晴の「暑い」夏が戻ってきた。 正午前に到着。隣はパークゴルフ場。 子供がパークゴルフを楽しみたいというので、子供達だけでやらせることに。 親はすぐ隣にちょうど良い芝生のスペースがあるので、そこでテントを干すことにする。 丁度良い風もあり、テント一式と寝袋すべて乾かす事が出来た。 そのころには青空も広がり、暑い夏がやってきた感じだ。 しかも平日の正午前。のどかなオホーツクの小さな街。時間が止まっているようだ。 近くに唯一の店である農協でアイスと保冷用氷、昼食を購入した。 ラウンドから戻ってきた子供達と昼食を済ませる。 乾いたテントを再び収納して温泉に向かう。 まだ新しい施設である「みどりの湯」に入る。 男女とも完全貸し切りの温泉になった。ここ数日の雨でじめじめした体はきれいさっぱりに出来た。 休憩所で心地よい風を受けてしばしの休憩。 「田舎でのんびりした時間」がとても気分が良かった。 天気も回復し体もテントもさっぱりし、なんだか 「再出発」の気分で温泉を後にした。 車はオホーツク海にでて、網走に入る。 市内で食料を補給。 このころになると行き先は「レイクイドパーク・のとろ」に決めていた。 このあたりでは新しく出来たキャンプ場であり、パークゴルフ場も有るからだ。 市街を過ぎて空が広くなり少しはしると目的地に到着した。 管理棟はレンガ色のきれいな建物だ。 内部はパークゴルフ受付を兼ねている。場内を見るまでもなく、この辺では一番感じの良いキャンプ場とみて受付を済ませる。 フリーサイトは管理棟とオートサイトの間でそれほど広くないが、車を横付け出来る駐車帯があり実質仕切りのないオートサイトみたいなものだ。 利用客は先客は老夫婦の一組のみ。 やはりそこが一番眺めが良さそうで、先客から遠く離れて設営することとした。 丁度良い風があり、気持ちの良いサイトだ。 子供達は持ってきたキックボードで場内を探索に出た模様。 キックボードが活躍するほど場内は広い。 場内の一番奥に遊具施設がある。 フリーサイトからはほとんど子供が見えないぐらい遠い。 天気も良いので能取湖が海の様にみえ右手から後方が豊かな森が広がっている。 設営後は久しぶりの「乾いた台地」の上でビールを乾杯。 そのころに蚊が多いことに気づく。やはりここもオホーツク。 スクリーンを閉じてとりあえず夕食の準備。 網走のスーパーで買った青つぶを焼いてみる。 じくじく煮え立ったら箸をさして身を取り出し食べる。 味もまずます。 そのまま夕食を準備して長い夜に突入。しかし心地よい酔いで早めに寝ることにした。 今回の夜は全て寝苦しいぐらいの気温と湿度だった。 結局あまりよく眠れた日はなかった。 早朝、子供とパークゴルフをする約束をしていた。 子供は腕時計の目覚ましで起き出した。 なんというやる気! 仕方ないので二人で早朝ゴルフになった。 早朝の蚊は執拗で虫除けスプレーをかけた服の上から、めくらめっぽうに刺してくる。とても集中できない。 何とか2コースを回って切り上げることにした。 テントに戻りもう一泊の予定だったが、明日以降の天気は下り坂のようで、しかも蚊も多くて落ち着かない。 近くの観光予定も無いので予定より早く帰還することにした。 たくさん遊んだかといえば雨ばかりでそうでもないが、何故か体は相当疲れている。 朝食も取らずにすぐに撤収となった。 とにかくこの地を離れたい一心だ。(もちろんここの蚊のせい) 車に積載する間に相当の蚊が車内に入ってしまった。 網走を後にする。窓を全開して蚊を追い出したが、まだいた蚊に一カ所刺された。 北見市内にはいって「朝マック」してやっと落ち着くことが出来た。 そのあとは、長い帰路の道を進む。 留辺蘂の道の駅でからくり時計をみて、お昼頃に上川町に入る。そこで有名なラーメン食堂でラーメンを食べる。 店内は有名人の色紙だらけだったが、 自慢のみそラーメンは「???」 ラーメン好きの自分としてはもうくることはない味でした。 残念な昼食だったけど外食続きで気楽な最終日だった。 「あーこれで毎年恒例のロングランキャンプは終わりか」と思うとちょっぴり残念な気持ちになった。 |