望洋台キャンプ場キャンプ場から |
■ 1995 Aug. 中旬 まとまった休みがあれば、キャンプ場を移動してみたいと思っていた。今回の夏休みはそれを実現すべく予定を立てた。 移動型である以上せめて3ヵ所は行ってみたかったので、都合三泊四日の工程を立ててみた。子どもが小さいのでなるべく距離が短く、且つ夏休みなので楽しめるキャンプ場を探してみると、一泊目は、ほたるが見られるという「沼田町ほたるの里」二泊目はそこから日本海に出て日本海を見下ろせるオートキャンプ場がある「望洋台キャンプ場」三拍目はそこから南に下ってオープンしたての「増毛リバーサイドパークオートキャンプ場」とした。いつもであるが、道路地図とガイドブックをにらめっこしながら予定を立てているときが、実は一番楽しい一時なのである。なんてったって、汗はかかなくていいし、移動時間がない!そしてすでに酔っている(^^)。 いつもよりオムツを多めに詰め込んで快晴の空の下、出発した。札幌から北上して、12号線とほぼ平行に走っている275号線を走った。途中、ひまわりで有名な北竜町もそのまま素通りしてまっすぐと目的地に向かった。 現地につくと、オートキャンプ場はやはり空いていなく道路向の公園と一体となったフリーサイトに設営することとした。車でサイトまで入れないので駐車場からの荷運びとなった。真夏の午後の運搬は大変だ。運搬だけでまずグビッとやる人がいるが、自分は設営も全てすまないと落ち着かない性質なのでガマンガマン。しかし、この日はまとまったスペースもなくいろいろ考えて時間もたってくると結構いらいらしてしまった。 それでも、苦労した設営後の一杯で気分は爽快となるから不思議である。 夕食の準備に今回始めてBBQコンロを使ってみた。焼くスペースが広いのでバーベキューをするにはうってつけと思っていたのですが、なんとも炭の火付きが悪い。焚き付けで火をつけてもどんどん熱が逃げるので火が大きくならないのである。以後、我が家にとってこの道具はキャンプ場で使われることがなくなったのである。 食事も無事済んで、このキャンプ場の楽しみである、温泉につかりながらほたるが見られるという体験をした。子どもが小さかったので、むしろ大人が楽しんだという感じだ。 二日目の朝、昨日よりもっと暑い!幸いリヤカーが手に入ったので少しは楽をしたつもりであったが、ルーフキャリアに荷物を上げるだけで汗はだらだらと流れ出る。流れ出る汗はやがて、ビールで補充されると思うと、うれしくもあるが午前中からそんなこと考えてるわけではない。 移動先はここから50kmほどの距離で、今度は海に面したキャンプ場だ。海が見られるキャンプ場も今回が初めてでとても楽しみだ。さすがに出発時刻も早かったが到着時刻はもっと早かった。正午頃について自分の好きなサイトを選ぶことが出来た。もちろん海側のサイトでタープから先はもう日本海しか見えない絶好のサイトだ。しかし、この日は風が強かった。幸い夏である為に寒くはなかったがタープはヨットの帆のように張っていた。近くを散歩して、時間を持て余してしまい、テントの中にくつろいでいると、朝早かったせいもあるがみんなで寝てしまった。 昼寝から覚めてもまだ日は高かった。なんとも贅沢な午睡の後である。 この日のメインディッシュはパエリアである。しかも初挑戦。出来上がりは風の強い中での調理としてはまずまずではなかったのでしょうか? 日本海の夕日を眺めながら食事をした後、キャンプ場入口近くの温泉に入った。結構古びた施設で先客も一組だけであった。 いつも温泉に入るときは子どもが男湯女湯好きなほうを選択させるのだがこの日は二人とも男湯になった。しかし、後から奥さんの話によると、先客が去った後は一人になって静かで怖かったそうだ。2、3歳児でもボディーガードの代わりになるようである。 温泉からもどって、子どもを寝かしていると、またまたいっしょに寝付いてしまいしまった。早朝、雨がテントにあたる音がして目を覚まし、外に出て雨対策を簡単にすることとした。短期予報では今回は予報には雨がなかったのだが二日も見ないと変わるものだと実感した。今日の行き先はそのまま日本海側を南に下るだけなので、そう天気が変わるとは思われない。今回のキャンプも充分満足したので、電話でキャンセルを入れてそのまま帰宅することとした。 移動型キャンプは当然遠いところへ移動することも可能であり、次回は子どもがもう少し大きくなったころで道東へでも行こうかと思った。
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