初オートキャンプ


■ 1995 Jul. 中旬

最近のキャンプブームはなんと言ってもオートキャンプが主流ではないだろうか。

車をフィールドに横付けできるそのスタイルは、昔テレビでしか見たことが無かった西洋のキャンプスタイルだ。しかも、設備や手入れが行き届いているので、キャンプに興味の無い女性たちの理解も深まったのではないでしょうか。

さて、このキャンプ場は札幌近郊のオートキャンプ場としては老舗でもあり、人気も相当高く、友人から勧められて電話で確認しても週末はいずれも空いていませんでした。子どもがまだ幼稚園に入ってないこともあり6月の天気のいい週末の金曜日を休むことにして、とにかく行ってみることとしました。

平日ということもあり、利用者はまだ数組でした。なるべくお気に入りを決めるのに先に場内を車で見ることが出来ました。場内の通路は円周となっており、その外側は川沿いと一般道路沿いに分かれます。川沿いは奥に子どもが遊べる程度の川、一番川が流れており川がポイントとなっています。

一番川ちゃんと見ていなさい

一方道路側は各サイトは比較的広く作られていると思います。道路もこの先は通行止めとなっており車もほとんど通りません。

円周の通路の内側にもサイトがあります。横隣の入口サイトが多く、隣近所で楽しむにはいいと思います。

野趣たっぷりの巨木が色々な雰囲気を作っています。

50サイトでこれだけ色々なサイトが楽しめるオートキャンプ場はあまり無いのかもしれません。サイトから見られる景色はさしておもしろくもない山だけしか見られません。それでこれだけ雰囲気がなんとなくいいのは、先ほどの巨木をうまく場内に残しているからかもしれません。

キャンプ場のすぐ奥にはフリーサイトの自然体験キャンプ場があります。こちらはまだ、充分整備されていなく、トイレはレンタルトイレだけでした。ただここには、五右衛門風呂が6施設もあるのです。自分でポンプで水を汲んで、そして薪で湯を沸かさなければなりません。手漕ぎポンプで水を汲むには少々コツがいります。

釜焚きの様子

呼び水のように先にポンプに水を補給する必要があります。これがポンプのふたの役割をして、手漕ぎを動かすと地下の水が引っ張られるようにくみ上げることが出来るのです。

湯が沸いて五右衛門風呂に入ることとしました。もちろん浴槽の一番下には踏み板を忘れないようにしなければなりません。家族みんなでは入れたのはとても楽しい思い出でです。