2002 道東の旅(1)


■ 前日

最近恒例になっている、金曜夕方出発の行程。今年も無事一週間の休みを取れたことに感謝する。
その一日も無駄にしたくないという気持ちで一杯。
札幌の天候は晴れ、最近は長い梅雨空で気持ちはモンモンしていたのだが、この後の一週間の予報はいいようだ。
日高の道の駅で休憩。もう暗い。ナイトランで一気に目的地に向かう。
今回の予定は、前半は屈斜路湖でリゾート気分。後半はもうすっかり馴染んだ、虹別のオートキャンプ場をベースに周辺を楽しむ。最後は十勝で仕上げる予定だ。

日勝峠を越えると霧が多いようだ。足寄の道の駅で休憩し、その後阿寒の山間部に入ると、小雨が降ってきた。弟子屈から屈斜路湖に向かうころには、激しい雷雨となり、この先
「どうなっちゃうの?」
と、不安な気持ち。そうこうするうちに和琴半島の駐車場に着いたようだ。もう深夜だ。ここで車中泊することにする。

■ 一日目

朝四時に目が覚める。外に出てみる。カラスが意外に多い。妻も起きたので朝の散歩をすることにする。
風が強く、木々のざわめきが大きい。が、雨はないようだ。湖畔のキャンプ場を見てみるが、夏なのに寒々とした雰囲気と強い風で「ちょっとくつろげない」雰囲気で、今日の設営地に迷う。
奥にある無料の露天風呂に行ってみる。早朝にもかかわらず、四名の先客がいた。
これぐらいなら、ゆっくり入れると思い。車に戻り準備することにした。二人で行ってみると、先客もいなくなり、最後まで完全な「プライベート 露天風呂」となり、初日から大満足のスタートとなった。
周辺にはまだ、無料の露天があるので、事前に調べたところを巡ることにした。
コタンの湯、池の湯、砂湯に入ることができた。
池の湯
これで、まだ朝の7時。
結局ある意味、今回は屈斜路湖は満足したので、虹別に向かうことにした。

途中の弟子屈の道の駅の川向かいに、水郷公園がある。きれいなのでそこにも車中泊の車で一杯だ。
車中でサンドイッチを作り、朝食とした。
虹別には大きなスーパーがないので、この近くにあるスーパーの開店を待つことにする。もう何度も行っているのでこれらの情報は貴重で重要だ。

買い物を済ませ、いざ虹別へ!
青空が広がってきた。
受付で、いつものフリーサイトを予約したが、午後一時までは設営できないそうだ。
センターハウス
車を駐車して、近くのダム湖でつりをすることにした。今年から家族みんなで始めた楽しみだ。
堰堤で始めた。先客の子供に何がつれるか聞いてみると、オショロコマにヤマメだそうだ。
仕掛けはテンカラ。竿をおろしてみると、たまにアタリがある。
少しすると、下の息子がヤマメを釣り上げる。小さいがなにやら今後の楽しい虹別を期待してしまう。

戻って、去年と同じ場所に設営。七輪に炭を熾し、昼食の準備も同時に開始。先ほどのスーパーで買った殻付き牡蠣を七輪にのせる。身が大きくうまい!チキンも焼く。昼間のビールと寝不足で眠い。後かたづけをして、テントで仮眠を取ることにした。長丁場の寝不足では体調を崩してしまう。(その間、子供は何をしていたかは何も知らない)

目が覚めるともう夕方だ。
妻は子供と一緒にシチューの準備。「うーん元気」。早速七輪に火をおこす。
シチューで暖まったが、外?は風が強く、結構寒い。早々にかたづけて、今日は体を休めることにした。