■ 五日目 午前6時。外は霧雨。すぐ起きて目の前の海で釣りをしようかと思ったが、そんな時間もなさそうだ。天気はやがて小雨に変わる。 朝食の前に撤収をすることにした。続く小雨でキャンプ道具は結構ぬれてしまった。このまま移動先でぬれたテントを広げると思うと、気が重い。撤収後、サイトのコインランドリーの建物の中で、前日の食べ物を暖めて朝食を済ませる。 キャンプ場を後にしたのが、7時30分。8:40発のフェリーに間に合いそうだ。おみやげを買う時間もあまり無く慌ただしい出航となった。2泊の利尻だが、満足で又来たくなる印象だ。 船内は満杯。看板の上の椅子で時間を過ごす。 稚内着。こちらの天気はさらに悪い。時より強い雨が続く。すぐにガソリンを満杯にする。そのあとに、大きなスーパーに入る。昼食の総菜類を買う。そこで船内に傘を忘れたことが判明。急いでフェリー会社に連絡。1時間後に確認を入れると、忘れ物が事務所に届いているそうだ。とても親切にしていただいて、気分が安らぐ。 昼食を車内で取った後、宗谷岬へ向かう。風が強い。日本最北端の地宗谷岬到着。昔に比べ随分観光化されている。しかしこの天気。みんな写真を撮ったらさっさと車に待避してしまう。我が家も同じく写真を撮るだけでも必死の状態だ。 車はこれからオホーツクを南下するが、このオホーツクラインがなかなか牧歌的な風景で、楽しみにしていたのだが、天候も優れず、ただ移動しているだけという感じに終わってしまった。途中日の出岬キャンプ場による。気に入ればここで一泊も考えたが、芝生が水をたっぷり含んでいたのと、ちょっと寂しい雰囲気があったので、次を目指すことにした。 このまま行っても、次のキャンプ場は暗くなり、連泊する予定はないので、行けるところまで行って、車中泊にすることにした。 紋別の公園でお湯を沸かし、インスタントカレーを食べる。食べ終わった頃は、もう暗くなってしまった。体も結構疲れが残り、眠くなる。 午後10時屈斜路湖の駐車場に到着。ここは前年の初日の泊地で勝手がわかる。ここで車中泊とした。 |