2006 道東(1)


今年が最後か?と、最近は最後になるかも知れないキャンプと思いつつ精一杯楽しもうとしている。そして今年は、「もうだめか?」と考えていた。
一番の原因は家族全員のスケジュールが取れなくなった事である。
妻もフルタイムで忙しく、子供の部活も休みの日の練習が結構ある。
二番目は今年は長男が受験生であること。塾にも通っているので、受験生都合のリフレッシュ目的を優先となること(本人次第)
三番目は筆者の体力低下である。と言うか、キャンプに行く熱意である。行くのは良いがキャンプ道具の積み込みや周到な準備には、もう疲れたのである。

結局まとめると、行きたい事は行きたいが、疲れない程度に楽で楽しいキャンプをみんなの無理のないスケジュールならOKと言う事になる。

そんな事言っていると、「今年はだめだな」と、そんな雰囲気になる。最大のチャンスの子供の夏休みに入るが、まだそんな状況だ。
そのうち、「夏休みが過ぎた後で、後悔しないか?」という事になった。

「やだよー。なんとしても行きたいよー」と、家族全員のベクトルが一致した!

結局行動できる日程はお盆休みの13,14,15日となった。仕事も最初から休みで塾も休みだ。我が家としては、一番行きたくない時期である。
何せ人が多いし、それにキャンパー層が違うのがいやなのだ。しかし、そうはいっても仕方がない。

行くと決まったからには、少しでも日程を確保するための我が家得意の金曜夜出のパターンだ。
今年はさらに塾の帰りを待って出発なのでさらに遅い。まぁ、これはこれでナイトランを楽しむ事にして良しとしよう。

出発は遅いのでゆっくりと荷物を積む事にした。毎回道具を減らすことに神経を使っているが、思いっきりスリムにすることは、滞在してゆっくりする理由もあるので、この辺が限界。おまけに子供が大きくなったので、各自のリュックや靴だけで窮屈でもある。
それでも1BOXの後ろの荷室は2,3列フラットにしてすぐに寝られるようにしてある。自分としては涙ぐましい努力である。

最近の装備はほぼ固定しつつある。
テントはクイックドームとなった。広くて設営が簡単。
スクリーンテントはパラタープU。一番消耗が激しく退役を伸ばしている存在。
ついでにお気に入りのスノーピークのタープを持参。雨が降ったときに行動範囲を大きくしてくれる。普段は長期滞在しか使用しないが、持って行く事に。
七輪は当然。バーナーはカセットコンロにした。ツーバーナーの立派なのがあるが、最近はほとんど使っていない。
あとは、炊事セットとクーラーボックス程度だ。
折り畳みテーブルと椅子をルーフボックス。
テントとスクリーンテントを座席の下に、七輪とRVBOX及びクーラーボックスを最後部の荷室に積む。
その上にリュックを乗せる。食料などは運転席の後ろのあたりだ。
準備万端。いつもなら即出発が、今日は出発できない。

妻は夕食の準備。いつもなら夜食、非常食も準備だが、日程も短いので今回は力を入れる必要ない。
なにせ家族全員のリフレッシュが目的なのだから。

塾通いの息子を迎えに行き、戻ってからゆっくりと夕食を済ませる。
今回は何時までにどこに行くとかといった計画はない。
普段通い慣れた道東の部分を過ごす予定だ。そう言う意味ではワクワク感は無いかも知れない。

午後10時。いよいよ我が家のキャンプ2006がスタートした!
目的地は道東。目指すキャンプ場は虹別オートキャンプ場。
我が家道東の拠点である。多和平でキャンプしたいとか、桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場へ言ってみたいとか昔有ったリクエストは全くなくなった。
刺激はないかも知れないが、安心した普段のキャンプを望んだ訳である。