■ 初日:晴れ 子供の終業式を待って、出発! 道内の週間予報は4,5日目が雨。釧路方面は全日程が曇または雨。 しかし、仕事の都合もあるし、こんな長い日程で雨が降らない方がまれなので、予定通りとした。 午後からの移動なので、高速を使うこととした。札幌新川I.C.から旭川鷹栖I.C.まで約140Km。3時に通過。そのまま39号線と合流するところに、大型スーパーサティーがある。買い足りない材料等を購入。 39号線を走ってすぐのとろこに今回最初の道の駅「とうま」がある。途中途中の休憩や地元の情報収集にはもってこいだ。スタンプ帳でスタンプ集めも子供ならず大人もはまってしまう。この道の駅はスイカソフトが名物だ。色も鮮やかだ。 一時間ほど走って、最初の景勝地、層雲峡だ。自分は学生の頃、一週間ほどバイトしていたので何度も見ているが、両側が切り立った崖になっているのは、圧巻だ。初めての人はそのまま通過しないで、トンネルを抜けた先にパーキングがあるので、ゆっくり見る価値はあると思う。 オホーツク側の入り口の石北峠にさしかかる。なんと、道路脇に子鹿がいる!前方の本州ナンバーの家族が目の前でカメラを回していた。自分も観光客なのだが、それを見て喜んでしまう。なんだか今回の旅もいいことがありそうな予感だ。(来運1) 峠を下って、道の駅「おんねゆ温泉」に到着。もう6時だ。目的地まではまだある。 初日は距離を稼いで、泊まるだけなので、暗くなっても構わないと思っていたが、行ったことのないキャンプ場は勝手が分からないので不安でもある。隅の駐車場でキャンパーがテーブルを広げて夕食の準備をしていた。多分車中泊をするのだろう。自分たちも少し迷ったが、チミケップ湖を一度は見たいので本日の目的地へ向かった。 訓子府から山側へ入ると、霧がでてきた。さらにすすむと霧はますます深くなり、やがて、通り雨のような雨に出くわす。まさに山の天気。細い砂利道を進む。雨はやんだが暗くなってきた。 午後7時到着。雨の降った後でサイトはぬれている。土曜日とあって、利用者も多い。 車を降りてサイトを見てみる。非常に小さなサイトだ。道路から湖岸までの通路の両側にテントが張られている。しかも景色のいい湖岸は2,3張りしかできない。 湖岸にでた。もう日が沈んでいるので、空には僅かな明かりしかないが、「まるで天女が降りてきそうな」幽玄な景色だ。湖面には僅かな霧が立ち上っている。 人がいるのに「音が無く」無音の映写機を見ている様な感じだ。 「やっぱり来て好かった!」(来運2) しかし、サイトは濡れているし、駐車場から遠い。しかも空いたサイトからは景色も見られない。もう景色は見られたので設営をやめて、二年前に行ったことがある、津別の21世紀の森に行くことにした。鹿の横断や狐の家族と目が合いながら山を後にする。僅か20Kmぐらいで津別の街へ。その川沿いの公園がキャンプ場。ついてみると雨の影響もほとんど無い。ただ、土曜日なのか団体客(寝台車の宿泊施設がある)が大勢いた。 受付の時、管理人さんが川沿いで「ホタルが見られるよ」と言っていたので、行ってみると、たくさんのホタルの乱舞が見られました。(来運3) やはり夏の風物詩でしょう。子供は初めてなので感動していた様だ。 さて、まだ設営していない。体も疲れている。腹も減っている。車もサイトに入れない。もう遅いので簡単に食事して車中泊することとした。 我が家では、珍しくコンビニで弁当を買って、車の中で食事。座席を向かい合わせての団らんは、それはそれで楽しかったと思う。食事が終わり、座席を広げて寝台を作ってみたが、荷物もそのままなので、スベースは狭い。家族四人何とか雑魚寝出来るぐらいだ。 それでは、みなさん「おやすみ」... 一番下の子が、昼寝をしたので眠れないので、あっちに移動、こっちに移動で疲れている自分も寝られない。「うー明日が心配じゃ!」 |