道東の旅(5)


■ 四日目:曇り一時雨

 今日は移動しない日だ。休養と野付半島の観光を兼ねている。予定ではあと一、二泊を考えているが、天候がすっきりしないことと、虫が多く落ち着かないので、本来の、「休養&洗濯」が出来ないのでは仕方がない。

 朝からお昼のおにぎりも兼ねてご飯を炊く。11時頃出発。目的地は野付半島だ。ここは、砂州が発達した半島だ。長い間かかって、現在も成長している。しかし、海水の浸食により、松などの木々が一部枯れ、その幹だけが白々と残っている。途中をナラワラといい、終点をトドワラという。トドワラに行くには、終点の駐車場から散策道を30分ほど歩かなければならない。途中にはハマナス等が咲き乱れている。はまなす

野付 程良い運動をしたあと、駐車場前にはおみやげ屋がある。ここで、別海牛乳なる、テトラサイズの牛乳を飲む。
「おいしい」 
 味が濃いって言う感じだ。どこにでもあるような、おみやげが多数並んでいたが、自分としては、珍しいものは無かった。そんな中で、ヒグマの缶詰、トドの缶詰、鹿の缶詰はなかなか無いと思う。ラベルもワイルドだ。他のおみやげ屋ではついぞ見なかったので、結構穴場かもしれない。

 野付半島をあとにして、キャンプ場方面に戻り、その先に尾岱沼の市街地がある。そこには、漁港があり本場「北海縞海老」の海産物店が数件軒を並べている。今日もう一つのお楽しみの「食」だ。過去二回はオホーツク産の北海縞海老を食したが、ニュースなどでは、こちらが有名だ。店を覗くと、今朝のはまだ入っていないらしく、昨日のボイルしたものが並んでいた。とりあえず、500グラム買って、キャンプ場に戻ることとした。
味は「なんか、オホーツク産のほうが旨いような感じ」でした。新鮮度や海老の大きさにより味は随分左右されるので何ともいえませんが...
今度は生か当日のものを食してみたい気持ちになり、来年?の楽しみとしました。

 午後はキャンプ場でキャッチボールなどをしてのんびりすることとしました。そうしている内に、キャンパーが続々とやってきて、場内はにぎやかになりました。程良い間隔でサイトは埋まり華やかな気分です。