■ 六日目:晴れ 静まりかえったサイトに小鳥の鳴き声で目が覚める。しかしまだ早いので、もう一眠りする。それでも気持ちの良い時は、早く目が覚めるもので、起きて靄のかかったサイトがだんだん見えてくるのをぼーと眺めるのも悪くない。 家族みんなが起きて来て、やがて朝食を片づけている頃から、青い空がぐんぐん広がってきた。瞬く間に空は快晴となった。実に久しぶりの「青い」空だ。空が「待たしたね。さぁたっぷり遊べ!」と言っているようだ。 前日洗濯した洗濯物を車の中で干していたのですが、なかなか乾かなかったので、早速物干しの準備をした。タープのポールの延長上にもう一本ポールを立てて、その先をロープで結ぶ。タープの下にもロープを張り巡らす。ロープ、ポール、ペグは常に多めに持っておくと、いろいろ重宝する。洗濯物が風に揺られ気持ちよさそうだ。こうゆう生活感のある光景は、長期キャンパーの仲間入りのようでなにやら嬉しい。 この日は自分としては残念ながら仕事の日でもある。パソコンと携帯でたまった仕事を夕方までやる予定だ。管理棟の二階の会議室が涼しくしかも電源が使えるので確認の上利用させてもらうこととした。子供達は昨日の「夢の森公園」で遊びたいらしく、妻と一緒に出かけていった。 時折、洗濯物が風でとんでないかサイトに戻るが、サイトは人がいなく、個人の別荘に来たようだ。仕事も小鳥の声と風通しの良い部屋で順調だ。途中お昼にインスタントラーメンを作り食べる。元々好きな方ではあるが、外で食べるとまた格別だ。そのころから学生の研修なのだろうか団体が入ってきた。昨日が静かすぎたので歓迎だ。休憩も程々に切り上げ、午後の仕事に取りかかった。 夕方少し前、さすがに疲れがみえ、仕事も随分はかどったのでこれで終わりとした。サイトに戻ると、まもなく子供達が帰ってきた。子供達の顔を見ると満足そうだった。天気予報を聞くと明日も好天に恵まれるそうだ。 「明日は思いっきりに遊ぶぞ!」と、自分「おー!」と、残りの三人が声を合わせる。 夜は満天の星空で、久しぶりの快感。ゆっくり星空を見たかったのですが、疲れとあすの行動予定を考えて 「早寝」に徹することとしました。 「しかし、今回の旅は全て早寝だなー」 「大体、9時頃には寝てるのではないかい?」 と思いつつ体が勝手に寝袋に向かうのです。 「あーっ健康!」 |