2002 道東の旅(4)


■ 五日目 くもり

6時半起床。みんな寝ていたので、一人で釣りをすることにした。
場所は、すぐ近くのシュワンベツダムの堰堤。先客はいない。いい場所をとり、一時間ほど粘る。
そして、ついに!
ヤマメをゲット!20cmオーバーだ。ここでつり上げたのを見たのは10cmぐらいばかりだったので、かなりの大物では?
そのころには家族みんなやってきて、めでたく「記念写真」をとって、
上流のダム湖に放流した。

午後から、中標津の夢の森に出発。大人二人は東武のスーパーに買い物。
ここは、雑貨の店舗も多く、しかも安い。
旅先で「普通」の買い物をするのも、結構楽しい。とても気に入った「かるいサンダル」を購入。

夢の森に戻り、キャンプ場に帰る。帰る途中、おみやげを買いに、中標津空港による。ここに来れば、だいたい道東の土産物が手に入る。

夕食は、海鮮カレー。

■ 六日目 くもり

今日は移動日。虹別は5泊したことになる。あっという間のような気がする。
10時がチェックアウトなので、忙しい。
ちょうど10時に出発することができた。
「グッパイ!虹別」
多和平により、そこから釧路湿原の西側の国道を南下する。
途中、釧路湿原の木道散策路があるので、一週することにした。

野生のリスにあったり。「熊出没注意」の看板を見てから、何故かそんなとき歌う「森の熊さん」を歌いながら、散策路一周した。

ここから太平洋にでて、西進する。どんどん進むと、国道からはずれるが、より海岸線を通る道路を通る。十勝太を通るルートだ。やはり、誰も通らない道は楽しい。荒涼とした景色もいいし、寂れた漁村も味がある。
その途中に、黄金の滝がある。有名でも何でもないが、地図にあるので、寄ってみることにした。
寄ってみてびっくり、結構な落差の滝で、しかもその上流からみられるのだ。
安全な柵も、手すりも何もなく、足でも滑らせたら、間違いなく死んでしまう。
滅多に見られないものを見た満足感と、足がすくむような恐怖感で、車に戻ってもしばらく声が出なかった。

国道に合流するころには、風が強くなり、天候が怪しくなり出した。今日の目的地は十勝でななく、えりもの百人浜オートキャンプ場だ。最初の予定の十勝の気持ちはなくなって、なかなか寄れない、百人浜で一泊して、帰る予定にした。

広尾にはいる。サンタランドの看板をみる。もう夕方で予定にはなかったが、簡単に来られないので、寄ることにした。閉店10分前だが、気持ちよく見学することができた。小さな建物だが、中はメルヘンで一杯だ。見る価値は十分にあると思う。



黄金道路に出ると、風雨ともに強く、まるで台風のようだ。
午後6時半、百人浜に到着。
場内は原生林が多い。雨は上がったが、風が強く、木々のざわめきが騒々しい。
場内は、高い木のせいか、暗い感じがする。泊まれるだけでいいので、駐車場の近くのフリーサイトにした。
ずいぶんと昔から注目して、なかなか来られなかったが、来てみた印象は、雰囲気はあるが、ちょっとくらい感じだ。自分は開放的なところが好きなので、高い木が生い茂るところは苦手だ。
設備は古いが、とてもきれいで使いやすかったのは、管理が行き届いているせいだろう。

テントだけ設営し、隣にある、銭湯で体を温めることにした。
もどっても風は相変わらず強い。外で食事を作る元気もないので、テントの中で、あり合わせの材料で夕食とした。